Reality


自分の目で。

とにかく、何が起こっているのか?
メディアを通じてのみ知ることしか出来ない大惨事は
本当に先月までは自分達と同じ様な生活を送っていた
同じ国の同じ仲間達を襲った。

距離にして東京から500kmあまり。
この短距離の中でどうしてここまで状況が変わってしまうのか?

実際に足を運んでみて、その状態を見て出る言葉は見つかりません。
想像を遙かに超え、またそこがどうだったのか?想像するのも困難なくらいに…..
酷い状態でした。

今回は石巻が物資が足りてきているとの情報もあり、
その先の女川に物資を届けて来ました。

女川町立病院、女川運動公園、渡波公民館。

それぞれの避難所には数千人単位で非難されている方々がいます。
その中で何人かの被災者の方々と話す機会がありました。

殆どの方がギリギリで助かったという人ばかり。
実際は数十メートルもある高台に建つ町立病院でさえ
1階部分は天井まで津波の被害に遭っていました。

高台まで上がって来て安心したのに…
それでも自然の猛威は容赦なく人々を奪っていったそうです。

当時の状況を沢山話してくれました。
正直、事実を「見て」そして「聞いて」も自分の中の想像でしかなく
その人達と同じ気持ち、状況にはなれません。
ただ酷い状態、それが目の前にある。

それでも他県から物資を持って行けば喜んで受け取ってくれます。
そして、こう言ってくれました。

「ここは、本当にキレイな所なんです。
もし、ここが復興したら是非また遊びに来て下さい、
とても良いところなんですよ」。

あれだけの被害を受けても、すごくキレイな気持ちで受け止めてくれる。
現地の人達の力強さと優しさがとても印象的でした。

まだまだ酷い状態ではありましたが、徐々に道や電気も整備されてきています。
まだまだ時間はかかると思いますが、本当にはやく復興してくれることを
心から祈ります。

また、今回もBlogを通して物資支援を沢山の方にご協力いただき、
本当にありがとうございました。