hi interview day.01
モーターヘッド発売にてセルフショット解禁。
こうしてまた画像を見ている訳なんだけど、すでに2ヶ月前の出来事。
帰国して誌面デザインのディレクションをしながら思う事、それは…
「俺らは本当にあの場所に居ったのだろうか?」
何度かこのような感覚に見舞われた。
それは夢だったとか、そういう次元ではない。
しかし、適切な言葉があるわけでもない。
雑誌的にも「なぜハワイ?」そんな声も読者から頂く。
そして強引な様で、実はすべて良い流れで撮影が行われたのである。
そんなDay.1はワイキキから東へ少し行ったところにある、「808 Tattoo」。
初日からまさにディープハワイ。
通常のいわゆる「ハワイ」からはかけ離れているかのようだが、これも
ハワイの日常でもある。そんな今まで見て来なかった取材が目的だった。
前での人物はTattoo ArtistのRonnie氏。
過去には大阪にてグラフィックなど、サーフボードへのペイントなども
手がけ、自然と今の「業」についているのだという。
そしてプロサーファーでもある。
アメリカ生活が長かった中で、ここまで間近に彫りの現場に入る事も無く
今回はその、アーティストとしての姿を見る事が出来た。
個々の想いをカラダにいれていく仕事、それでも打ち合わせはテンポ良く進み
「じゃぁ、あとで来てよ、デザイン描いておくから。」
こんな感じである。店内でも淡々と他のアーティストがその仕事をこなしている。
そしてそこには入れる側にも、入れられる側にもお互いに「信頼」がある。
失礼な言い方かもしれないが、まるで床屋に来て「ちょっと毛先切ってよ〜」
そんな乗りさえ感じられる気軽さがあるが、実はまだまだローカルにしか
分からないそこに根付いたカルチャーが存在する。
今回の取材ではそのほんの一部を見たに過ぎない。
しかし、そこにはいつもの風景が流れていた。
本当に分かろうと思うならやはり、そこに通い、話をし、
体験していくしかないのだと感じる。