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ダクト。
日本語で言うならば通風口とでもいいましょうか…….
工業製品にはよく見るカタチ、それは必然的に設けられるディテールでもある。もちろんそのカタチは様々で、要は中へ空気(風)を通す穴であればカタチは「どうでも良い」となってしまうところでもある。

でも、待てよ!ちょっとそれ、かなり重要なんじゃないの?

一般的な場所では、もちろん家電(エアコンやらPCモニター)や大きな工業機器にも付けられている。この辺はまた違う用途で、「熱を逃がす」という機能でもある。そしてそれらは結構な確立で背面に有るコトも多いのであえて見るシーンは少ないかもしれない。というより気にする人の方が少ないのかもしれない…..

個人的にはデザインする上で結構好きなポイントであり、ある意味デザインの隠れた「見せ場」なのだと思っている。良いプロダクトは見えない所も、そして背面も美しい!これは大事な事。見えないからと言って手を抜いてはいけないのです!家具の裏とかもカッコ良く!それこそ特徴をつけれる場所として有効に使ってもらいたい。自分の理想通りにユーザーが使ってくれるとは限らないので、その範囲を超えた創造が必要になる。そこが見えた時「お〜、ヤバいコレ!」になるんです。

画像のダクトはクルマの一部。
イベントで発見したGT500に付けられていたオリジナルのエンジンフード。機能とデザイン美がしっかり同居してます。イカしてます!
ヤバい!